出来損ないのカメレオン
貸事務所・賃貸事務所・賃貸オフィスの 「三幸エステート」発刊のオフィス情報誌「オフィスマーケット」バックナンバーで「快適なオフィス作り」に関する面白い記事を見つけました。「失敗しないオフィスづくり」では、デザインの必要性もあるが、コミュニケーションも重要であるということです。どういう方向にオフィスを変えていくかを、オフィスユーザーの要望に機械的に応えていくだけでは、デザインそのものが崩れていってしまう可能性があるので、人と人がお互いの距離を大切にしたデザインを考えていく必要があります。その場合、キーワードになるのは、コミュニケーションの促進で、なかでもインフォーマルコミュニケーションの効果を高める工夫が必要だそうです。ヨーロッパに居心地のいいオフィスが多いのは、専門家ではなくてもデザインセンスを磨き、「使いやすい環境にすること」を当然の作業だと考えているからで、ユーザーが工夫することで「自由で豊か」なワークプレイスを作り出し、コミュニケーションが活発なオフィスは、ワーカーの満足度が高まると言っています。知的創造性を高めるコミュニケーションはインフォーマルなものが中心なのは納得できます。ファシリティマネジメントに携わる人は、しっかりした戦略をたて、一定のベクトルに向かってオフィスを改善していかなければならないということですね。
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